曹洞宗をお開きになった
道元禅師は、
京都で、生まれ、育ち、そして、お亡くなりになりました。
我々
京都曹洞宗青年会も京都の道元禅師ゆかりの地に足を運んでみました。
@欣浄寺
道元禅師、閑居の地
道元禅師が宋より帰国後、31~32歳のころ閑居された安養院というお寺の跡である。
☆みどころ☆
【伏見大仏】
約5.3mの毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)。
【道元禅師の自刻と伝える石像】
【深草少将遺愛の井戸】
小野小町との悲恋の舞台で知られる。
【深草閑居の碑】
1800年ごろ道元禅師が閑居したゆかりを顕彰するために建てられた碑。
道元禅師が寛喜3年(1231年)の大飢饉の時に読まれた
「生死憐れむべし雲の変更 迷途覚路夢中に行く
ただ一事を留めて醒めてなほ記するがごとし 深草の閑居夜雨の聲」
住所
京都市伏見区墨染西桝屋町1038
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@誕生寺
道元禅師誕生の地と伝えられる。
父ともされる久我通親が営んだ
久我水閣といわれる別邸跡。生誕800年を記念して再復興された寺院。
☆みどころ☆
【道元禅師幼少像】
生誕800年後に建立
【道元禅師木造と道元禅師誕生仏】
道元禅師自彫りと伝えられる道元禅師像、手前が道元禅師生誕800年を記念に作られた誕生仏
【鶴の塔】
道元禅師の両親の供養塔(実物は
北村美術館に保存8重文))
【久我通親の位牌】
道元禅師の父といわれる久我通親の位牌
住所:京都市伏見区久我本町2
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@道元禅師得度霊跡:道元禅師出家の地
父を3歳、母を8歳でなくした後、13歳で天台座主第70世・公円僧正について得度。
☆みどころ☆
【承陽大師(じょうようだいし)之塔】
明治時代に道元禅師の出家を顕彰し建立された塔。
青年会員による作務(掃除)
掃除道具も完備されてました
みんなでやれば綺麗になります
落ち葉だらけだったのに綺麗になりました
清掃後、お経を読んで供養。会長はお袈裟を付けて導師を務めました。
塔までの道のり
湖西道路~奥比叡ドライブウェイ~横川駐車場から歩いて約15分
観光バスをチャーターして行きました
駐車場からの入り口
道中には道元一代記のパネルがある
道元禅師霊跡碑の横を下りて行く
@建仁寺
若き道元禅師が修行し、宋から帰国後『普歓坐禅儀』を著した寺。
15歳で比叡山を下り、建仁寺を叩き一緒に中国にわたる明全(みょうぜん)師と出会う。
☆みどころ☆
【道元禅師顕彰碑】
生誕800年を記念して建立
東隆真先生の顕彰文
【明全師のお墓】
開山堂横に祭られる明全師のお墓(開山堂向かって右側)
ちなみに、明全師に参じていた明智は、後に道元禅師の法孫となり、その実孫が瑩山禅師である。
住所:京都市東山区大和大路通四条下ル四丁目
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@道元禅師荼毘塔:道元禅師の遺骸を荼毘に付した場所。
☆みどころ☆
【高台寺】
高台寺入り口にある「道元禅師荼毘の地」の碑
荼毘塔の掃除作務
ここでも、お経をあげて供養をしました。
【西行庵】
荼毘塔の横に見えるかやぶきの建物。
朝から出発した道元禅師ご遺跡巡拝も今回はここまで。京都にはまだまだたくさんの道元禅師ゆかりの地があります。
高台寺駐車場からの眺め
参考
『京都道元禅師を歩く』百瀬明治 杉田博明 西山治朗(写真) 京都新聞社
『道元禅師ご遺跡巡拝のしおり』近畿地区遺跡顕彰会
京都市歴史資料館
久我のもり図書館
てらブログ〜京都の道元禅師
てらブログ〜松殿山荘
京都市の石碑〜道元禅師示寂聖地
東隆真「道元の生涯」
岡山市立高島公民館〜松殿と桜姫の由来
紹介文の筆責は京都曹洞宗青年会にあります。
また、勝手にリンクさせていただいたところもあります
今後も京都の道元禅師ご遺跡の情報を集めていきたいと思っています
ご意見ご感想は
京都曹洞宗青年会
zazen-kyoto@hotmail.co.jp まで
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